日本標準時子午線の標示柱(トンボの標識)
明石市立天文科学館の裏(北側)に日本標準時子午線の標示柱(トンボの標識)があります。この標示柱は、日本標準時の基準である東経135度子午線の位置を示しています。
標示柱の上部にはカゴ状の玉があり、玉の上には「あきつ」のトンボが乗っています。カゴ状の玉は地球、「あきつ」のトンボは日本の古代の異名「あきつ島」から日本を象徴しています。
明石観光協会のHPの「子午線の標示柱(トンボの標識)」のページによれば、漫画家の松本零士さんは幼少期にこの標示柱を見て宇宙に興味を持つきっかけとなったそうです。松本零士さんは幼いころ、明石公園近くに住んでいたことがあると言います。
明石市立天文科学館です。
日本標準時子午線の標示柱です。
月照寺の釣鐘の前あたりです。
もともとは、月照寺の山門の前に建てられましたが、昭和26(1951)年の再観測で現在の位置(11.1m移動)に設置されました。
標示柱の上部のカゴ状の玉とトンボです。カゴ状の玉は地球、トンボは日本を象徴しています。
標示柱の前の明石観光協会の説明板「日本標準時子午線標示柱」には次の様に書かれています。
日本標準時子午線標示柱
この子午線標示柱は、日本標準時の基準である東経135度子午線の位置を示しています。東経135度子午線は、昭和3年に京都大学観測班が天体観測を行って人丸山上を通過していることが分かりました。この結果、昭和5(1930)年1月、月照寺山門前にこの表示柱が建設され、「トンボの標識」の愛称で呼ばれるようになりました。そして、昭和26(1951)年の再観測で現在の位置(11.1m移動)に設置されています。
標示柱は、高さ約7m、鉄柱の直径15cmで、上部カゴ状の玉は地球を表し、玉の上には「あきつ島」(日本の異名)を象徴したトンボ(あきつ)がのっています。
明石市・明石観光協会
日本標準時子午線の標示柱があるのは月照寺の前の通り(時の道)です。時の道は、明石駅から人丸前駅へ続く都心回遊路で、「時のまち」明石を巡るコースとなっています。
また、標示柱の前の路上には子午線があります。
この路上の子午線、日本標準時子午線の標示柱(トンボの標識)、明石市立天文科学館の全てが東経135度子午線上にあります。
路上の子午線です。
西側の階段を降りていくと播磨三名水の一つ亀の水の湧き水があります。
月照寺の右隣りには柿本神社があり、ここからは明石海峡大橋、淡路島が良く見えます。
■日本標準時子午線標示柱
名称 | 日本標準時子午線標示柱 ※愛称は「トンボの標識」です。 |
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建設日 | 昭和5(1930)年1月 |
住所 |
〒673-0877 明石市人丸町2-6 ※月照寺の釣鐘の前あたりです。もともとは、月照寺の山門の前に建てられましたが、昭和26(1951)年の再観測で現在の位置(11.1m移動)に設置されています。 |
アクセス |
・山陽電鉄「人丸前駅」下車、北へ徒歩6分。 ・山陽電鉄「山陽明石駅」下車、北東へ徒歩15分。 ・JR「明石駅」下車、北東へ徒歩15分。 |
■日本標準時子午線標示柱 Googleマップ
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