地図 - 子午線標識

子午線標識

明石は、東経135度の「日本標準時子午線」が通る「時のまち」です。
明石市内にはいくつもの「子午線標識」があります。
明石市内にある「子午線標識」をGoogleマップにしました。

注)
子午線」とは、地球の真北と真南を「結んだ線」という意味です。子午線は無数にあります。
1884年(明治17年)、米国・ワシントンで開かれた国際子午線会議では、英国・グリニッジ天文台を通る子午線を0度とする事が決まりました。そして、「1時間ずつの時差」の時刻を各国の標準時に使用することになりました。
地球は1日24時間で1周(360度)するので、1時間あたりは15度となります。各国の標準時は、15の倍数の子午線となることを意味します。
日本では、東経120度、135度、150度が該当します。その中で、日本の国土のほぼ真ん中付近を通る135度が標準時とされることがきまりました。「135÷15=9」で、イギリスと日本との時差は9時間となります。
(以上は、神戸新聞の2021年8月23日付の記事「なぜ東経135度が日本の標準時? 中間でも東京でもなく明石に…鍵は15の倍数」などを参考にしています。)


より大きな地図で「子午線標識」を見る。

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日本標準時子午線標示柱(トンボの標識)
〒673-0877
兵庫県明石市人丸町2-6
トンボの標識 トンボの標識
日本標準時子午線標示柱についての説明板 路上の東経135度子午線
・日本標準時子午線標示柱は、日本標準時の基準である東経135度子午線の位置を示しています。トンボの標識とも呼ばれています。明石市立天文科学館のちょうど北側にあります。
・1930年(昭和5年)1月に月照寺山門前にこの表示柱が建設されましたが、1951年(昭和26年)の再観測で現在の位置(11.1m移動)に設置されています。
・トンボの標識の上部にはカゴ状の玉があり、玉の上には「あきつ」のトンボが乗っています。カゴ状の玉は地球、「あきつ」のトンボは日本の古代の異名「あきつ島」から日本を象徴しています。
・「銀河鉄道999」などで知られる漫画家の松本零士さんは、幼いころに明石公園近くに住んでいたことがあり、このトンボの標識を見て宇宙に興味を持つきっかけとなったことが知られています。
・4枚目の写真は、トンボの標識の前の路上にある東経135度子午線です。
管理人 「日本標準時子午線標示柱(トンボの標識)」についての記事
< 2022年 >
日本標準時子午線標示柱(トンボの標識)
明石市立天文科学館
〒673-0877
兵庫県明石市人丸町2-6
Tel:078-919-5000

館長ブログ
明石市立天文科学館 明石市立天文科学館 日本標準時子午線位置を表示しているエリア
地面のLEDで赤く光るライン 子午線の旅
漏刻の再現模型 漏刻についての説明板
・明石市立天文科学館は、東経135度日本標準時子午線上に1960年6月10日「時の記念日」に開館しました。
・明石市立天文科学館の展望塔は、日本標準時子午線の標識でもあります。
・1階出口近くには、時計塔中央を通る日本標準時子午線位置を表示しているエリアがあります。
・日本標準時子午線位置を表示しているエリアには、①「日本標準時子午線」と書かれた看板、②地面にLEDで赤く光るライン、③明石在住の画家・伊藤太一さんが書き下ろした作品「子午線の旅」、④漏刻の再現模型があります。「子午線の旅」は、東経135度子午線上に建てられた数々の子午線標識が描かれた大作です。漏刻は、中国で発明され日本に伝わった水時計の一種です。
管理人 「明石市立天文科学館」についての記事
< 2014年 >
明石市立天文科学館へ行きました
人丸前駅プラットホームの子午線
兵庫県明石市大蔵天神町1-15
山陽電鉄「人丸前駅」 山陽電鉄 人丸前駅のホームから見た明石市立天文科学館
ホームに書かれた東経135度子午線 明石市立天文科学館の前から見た山陽電鉄「人丸前駅」のホーム
・1枚目の写真は、山陽電鉄「人丸前駅」の正面です。
・2枚目の写真は、山陽電鉄「人丸前駅」のホームから見た明石市立天文科学館です。東経135度子午線が山陽電鉄「人丸前駅」のホームを通っています。
・3枚目の写真は、山陽電鉄「人丸前駅」のホームに書かれた東経135度子午線です。1991年(平成3)に山陽電鉄の高架にともなうプラットホーム完成にあわせて引かれました。
・4枚目の写真は、明石市立天文科学館の前から見た山陽電鉄「人丸前駅」のホームです。日本標準時子午線の看板が見えます。
日本中央標準時東経百三十五度 子午線通過標
〒673-0881
兵庫県明石市天文町1-3-7
国道2号線横の歩道に建てられた「日本中央標準時東経百三十五度 子午線通過標」 日本中央標準時東経百三十五度 子午線通過標
「日本中央標準時東経百三十五度 子午線通過標」についての説明板 明石子午線郵便局
・国道2号線横の歩道に建てられた「日本中央標準時東経百三十五度 子午線通過標」です。子午線を示す標識として1933年(昭和8年)に建てられました。歩道の前には明石子午線郵便局があります。郵便物を出す際にお願いすると、風景印を押してもらえます。
・「日本中央標準時東経百三十五度 子午線通過標」は、2007年(平成19年)に明石指定文化財に指定されています。
大日本中央標準時子午線通過地識標
〒673-0881
兵庫県明石市天文町2-2-8
大日本中央標準時子午線通過地識標 「大日本中央標準時子午線通過地識標」についての説明板
子午線交番(大蔵交番)
・「大日本中央標準時子午線通過地識標」は、1910年(明治43年)に明石郡小学校の先生方によって建てられたものです。
・テレビ大阪の番組「おとな旅あるき旅」の「第595回 兵庫・明石 おとな旅」によると、日本で最初の子午線標識だそうです。
・「大日本中央標準時子午線通過地識標」の左横には、子午線交番(大蔵交番)があります。子午線交番は天文科学館の形によく似ています。
人丸花壇駐車場の子午線
兵庫県明石市大蔵天神町21
中崎公園前のモニュメント「刻」
〒673-0883
兵庫県明石市中崎1-4
中崎公園前のモニュメント「刻」 モニュメント「刻」
・中崎公園前のモニュメント「刻」は、1989年(平成元年)に明石子午線クラブが結成25周年と市制70周年を記念して建てられました。
トンボの子午線標柱(レプリカ)
〒673-0883
兵庫県明石市中崎1-4
トンボの子午線標柱(レプリカ) トンボの子午線標柱(レプリカ)
トンボの子午線標柱(レプリカ)の説明板 明石海峡大橋と淡路島
・このトンボの子午線標柱は、明石市立天文科学館の北側にある日本標準時子午線標示柱(トンボの標識)の複製です。1984年(昭和59年)に明石青年会議所の創立25周年事業として建てられました。
・トンボの子午線標柱(レプリカ)は、本州最南端にある子午線標識です。南側からは明石海峡大橋と淡路島が見えます。

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